大型模型 搬出作業 20160401Case Studies
大型模造船 搬出作業
精密機械・美術品・楽器・高級家具と様々なジャンルからお問い合わせをいただいた中の事例をご紹介いたします。
ご依頼主様の情報
- 依頼元 某大手製造メーカー様
- 住 所 神奈川県
- 業 種 製造メーカー業
- 背 景 ホームページを拝見され、問い合わせをいただく
どんな搬入/搬出をしたの??
搬入/搬出する品物の情報
- 商品名 大型の模造船
- サイズ 3500×800×1100㎜
- 重 量 200kg
- 数 量 1台
搬入/搬出する条件
- 搬出方法 油圧式ハンドリフト
- 搬出場所 関東圏
- 搬出指示 4tエアサス車
- 特殊条件
搬入/搬出での注意点・工夫・提案
模造船はモデルシップとも言われ、海上関係の仕事をされている会社の顔として社内に展示されるケースや所有しているが社内に展示できないため、別倉庫に保管しているというお話を聞きます。今回のお客様も社内に保管している大型模造船の保管場所を変えたいというご要望で依頼を受けました。
現地調査を行い、大型模造船のサイズや重量感、通路の幅やエレベータの大きさなどを含めた搬出経路を確認したところ、大きすぎてエレベーターを利用する事ができないという判断になりました。搬出経路には数段の階段や大きな段差をクリアしなければ、搬出ができないという状況でした。
また、模造船は土台と固定されていましたが、ガラスケースは固定されていないことが判明。土台とガラスケースを分割し、搬出することも現実的に困難だったため、何かしらで土台とガラスケースを固定する必要がありました。
現地調査後、一度帰社した我々は搬出スタッフとは別部隊の梱包スタッフと話をし、最適な方法を考えました。結果ハンドリフトで少し持ち上げ、土台の下に板台車を用意し。ガラスケースと土台を木材で胴桟巻きに固定し、分割を防ぐ梱包方法を取りました。見事にガラスケースと土台は固定され、安心して移動ができる体制ができたところで、搬出経路へ。
搬出経路で問題視されていた段差や階段は木材や鉄板、ベニヤ板などで簡易的なスロープを作製し、クリアすることができました。難解な現場でしたが予定通り構内から搬出を終える事ができ、作業完了いたしました。
まとめ
- 自社所有の模造船搬出にお困りの方から問い合わせを受ける
- 現地調査で当日の作業イメージ、必要材料の選定を実施
- ガラスケースと土台を固定する胴桟巻き固定を採用
- 段差や階段をクリアするための仮設スロープの作製