施設 搬出作業 20160229Case Studies
製造メーカー施設搬出作業
精密機械・美術品・楽器・高級家具と様々なジャンルからお問い合わせをいただいた中の事例をご紹介いたします。
ご依頼主様の情報
- 依頼元 精密機械製造メーカー様
- 住 所 東京都~東京都
- 業 種 製造メーカー様
- 背 景 近隣にある製造メーカー様からの問い合わせ
どんな搬出をしたの??
搬出する品物の情報
- 商品名 小型精密機械や事務机など
- サイズ 様々
- 重 量 重くても200kg程度
- 数 量 1台
搬出する条件
- 搬出方法 2t車両を使用し、人海戦術
- 搬出場所 東京都昭島市
- 搬出指示 武蔵通商にお任せ
- 特殊条件 特になし
搬出での注意点・工夫・提案
近隣にある製造メーカー様から営業所を本社へ集約するということで、現在保管している精密機器や事務所の机や書棚、コピー機など一式を移動してほしいとご依頼をいただきました。
建物の構造は1階が精密機器やサービスパーツの保管を兼ねた出荷スペースとなり、2階が事務所という構造で、2階までの移動は階段しかない状況でした。駐車スペースも4t車両では止める事ができず、下見を行ったところ、1階だけで4t車両満載になる荷量、2階は2t車両満載といったボリューム感でした。
下見作業員の車両選定及び人員の選定で当日の作業は2t車両を3台使用し、作業員はドライバー含み、6名作業。1階の精密機器やサービスパーツを搬出することからスタート。作業の流れで2階のコピー機から順に事務机や書棚を搬出するといった作業予定で作業を行いました。
建物は現状復帰ということもあり、壁や床に傷がつかないよう、ロール養生や床・壁養生を施した上で作業を実施。積込する精密機器もキャスターが付いている装置やハンドリフトで持ち上げないと動かない装置と様々な形状があったので、床の養生は必要不可欠でした。
1台目の2t車両が満載になった時点で車両を武蔵通商車庫へ移動し、2台目を誘導。交通量の多いロケーションだったため、1台目同様誘導者により、駐車スペースまで誘導。2t車両でもフロントボディの頭の部分が敷地から出ない程度のギリギリだった為、カラーコーンを設置し、交通車両への注意喚起も含め、接触事故のリスクを減らすように工夫いたしました。
無事に1階のフロアに保管していた精密機器やサービスパーツの搬出作業を午前中に終え、午後から2階のコピー機や事務机などを階段から降ろす作業に取り掛かります。階段の幅は1m程度の幅だった為、一番苦戦すると予想されたコピー機から荷降ろしを開始。背負子と呼ばれる特殊な道具を使用し、4名でコピー機の荷降ろしを行いました。
階段の荷降ろし作業は上下に人を配置し、息のあったプレーをしないとコピー機だけでなく、人も含めた人災になる可能性が高い作業です。作業に携わっている作業員に手元が大丈夫か肉体的に問題ないか足元は大丈夫かなどの声掛けを常に発信した上で一段ずつ荷降ろしを行っていきます。
コピー機の階段荷降ろしも終え、事務所机や書棚を順番に荷降ろししていきました。書棚の中身を少しでも軽くするため、事前に段ボールを用意し、書類やファイル関係は段ボールへ収納。後は引っ越しの容量で積み込む順番に荷降ろしを行い、2階の事務所エリアも搬出を完了。
建物内の傷や破損が無いか現状確認をお客様と確認し、問題ないということで翌日都内本社へ搬入し、全ての作業を終える事ができました。
まとめ
- 精密機械を搬出する場合、床養生は必要不可欠
- 交通量が多い場合、接触事故のリスクを減らすためのカラーコーン設置
- 階段降ろしでの人災を防ぐ為の作業員の声掛け