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2022.7.25

【解説】精密機器を輸送する場合に注意したい4つのポイントとは

 

何かを輸送する際にはキズや破損に気を配らなければなりませんが、中でも特に注意をしなければならないのは精密機器の輸送です。

新規機器の導入だけでなく、オフィスや工場、研究室の移転やレイアウト変更で精密機器を移動する機会は意外と多いのではないでしょうか?

本記事では精密機器を輸送する際どのような点に注意しなければならないのか、一般的な他の貨物とはどのような点で異なるのかなどについて解説します。

 

 

そもそも精密機器とは

そもそも精密機器とは、読んで字の如くではありますが、複雑な構造と高い機能的精度を持つ機器の総称であります。

非日常的に聞こえるかもしれませんが、腕時計やスマートフォンなどもこれに含まれており、精密機器は今や生活に欠かせないものとなっています。

精密機器はその大きさも様々であり、スマートフォンの小さなマイクロカメラから宇宙航空部品まで幅広いフィールドで活躍しています。

具体的に精密機器の種類を列記すると、

 

医療用機器・理化学機器・半導体関連装置・光学機器・工作機器・航空宇宙関連機器

精密測定機器・OA機器・通信機器 etc…

 

といった具合で、精密機器が包含する範囲は広く、そして曖昧です。

しかし一つ確かなこととして、微細な部品が複雑な構造をもって成り立っている精密機器は衝撃や振動に弱く、外部に破損がなくても動作に不具合が生じてしまう場合があります。

またMRIのような医療機器や電子顕微鏡は人の背丈よりも大きく、機材がなければ動かすこともままなりません。

加えて多く精密機器は、温度・湿度によって破損してしまうリスクもあるため、空調の管理も必要になる場合があります。

人の手だけでは運べない巨大な装置を適切な環境の下で振動を与えずに輸送しなければなりません。輸送が必要になる際は、精密機器の取り扱いに長けた専門の業者に任せることが強く推奨されます。

では具体的に、精密機器を輸送する際にはどのような点に注意する必要があるのか解説していきます。

 

精密機器輸送で注意するべきポイント

1.最初が肝心!機材と資材選び

上記までの通り、保護のために精密機器は繊細に扱わなければなりません。

それゆえ陸輸送の際は通常のトラックではなく、”エアサス”を搭載した車両が必要になります。

エアサスとはエアサスペンションの略称で、トラック荷台の車高をセンサーで常に観測し車体が傾いてしまった時に空気圧によって荷台を水平に保つシステムのことを指します。

武蔵通商では積載量が2トンから13トンまでののエアサス搭載車両を複数保有しており、あらゆるケースに対応する事が出来ます。

特に2トン車は特注オーダー車(エアサス)となり、これを保有・運用している運送会社は限られています。

また輸送時の衝撃を減らすために養生梱包でエアキャップをラップ巻きにして、ラッシングでトラックに固定します。この際精密機器輸送用の緩衝マットでラッシングバーやベルトとの衝撃を避けることも重要です。

必要があれば、木材やプラダンなど様々な素材を駆使して機器の形状や性質などに合わせて梱包箱を設計します。加えて中には静電気に弱い機器もあるため、静電防止のエアキャップなどを用いて対応します。

このように繊細な精密機器に合わせて、資材・機材の選定をすることが輸送する上で非常に重要になります。

 

2.しっかり!搬出入環境の確認

取り扱いが難しい精密機器ですが、巨大な装置になると搬出入口にも気を配らなければなりません。

当然のことですが、どれだけ機器のことを気遣っていても、搬出入先に傷をつけてはいけません。壁や床、わずかな段差にも適切な養生を敷設する必要があります。また間口が狭かったり、階段があったりすると、移動の難易度が上がります。

そもそも装置が扉よりも大きければクレーンで窓から搬入するようなことも考えなければなりません。

このように移動先の環境も考えて、事前にしっかりと準備することが重要です。

 

 

3.意外と抜けがち!?倉庫の準備

輸送する上で注意しなければならないのは移動についてだけではありません。

もちろん必要のない場合もありますが、輸送の間に一時的に保管するケースは少なくありません。

一時保管するにしても、倉庫は通常の貨物用ではなく、空調管理や対応サイズや耐荷重などのスペックを確認する必要が出てきます。

輸送の専門業者に頼んでおり、途中で保管が必要になった時には対応できる倉庫が見つからない、なんてこともあるかもしれません。

お困りの際は倉庫を保有し、輸送と保管をワンストップで行うことができる業者を探すことをお勧めします。

武蔵通商の倉庫はこちら!

 

4.見極めが難しい!?輸送費と納期

ここまでのおはなしの通り、精密機器の輸送にはしっかりとした下準備が必要です。

もちろんこれは精密機器の輸送に限ったことではありませんが

例えば大きな装置を窓から搬入することになった場合、クレーンやゴンドラが必要になり要する人員も増える可能性もあります。

 

しっかりとした準備が必要になるため、それだけコストや労力、時間がかかってしまうものの納期が守られなければ本末転倒です。

事前に搬入現場や機器の確認をしっかりと行い柔軟かつ迅速に対応することができる業者を見つけるのが良いでしょう。

武蔵通商株式会社の口コミを見る。

まとめ

精密機器は振動や衝撃に弱く取り扱いが難しいため、細心の注意を払いながら輸送しなければなりません。

当記事では精密機器の輸送をする場合に注意したいポイントについて4つご紹介しました。

精密機器を安全確実に輸送するためには、事前にしっかり準備や確認を行うことが重要です。

また適切な設備や技術を保有する専門の業者を見つけることが大切です。

 

 

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