【精密機械 梱包作業 20200927】武蔵通商山形営業所
工場設備 輸出梱包作業
山形営業所から精密機械・美術品・楽器・高級家具と様々なジャンルからお問い合わせをいただいた中の事例をご紹介いたします。
ご依頼主様の情報
- 依頼元 某装置メーカー様
- 住 所 山形県
- 業 種 製造業
- 背 景 近隣の装置製造会社様からご依頼を受ける
どんな梱包をしたの??
梱包する品物の情報
- 商品名 設備機械
- サイズ 2000×1500×2000㎜
- 重 量 2000kg
- 数 量 3台
梱包する条件
- 梱包方法 バリヤ、密閉梱包
- 梱包場所 山形県天童市
- 梱包指示 海上コンテナで出荷する為、コンテナサイズに収まるように梱包してもらい
- 特殊条件 木箱にのぞき窓を取り付けてほしい
梱包での注意点・工夫・提案
以前より、装置の輸送や倉庫保管などでお付き合いのある近隣の装置メーカー様から設備機械をタイへ輸出するにあたり、梱包をお願いしたいと相談を受けました。
日程調整を行い、メーカー様の工場内で製造されている設備機械の下見へ伺いました。設備機械は稼働している状態で分解されていないため、事前にいただいた図面を元に分割箇所を確認しました。精密機械を製造している設備機械ということもあり、破損しやすい箇所や錆びやすい箇所をお客様に確認を取りながら、梱包仕様を思案していきます。
下見が完了した段階で社内で梱包仕様をまあ止め、予想サイズと梱包後の重量を算出し、お客様へ事前に提示します。なぜ提示する必要があるというと海上コンテナをBookingするために必要だったり、一時的に保管する倉庫に格納することができるなどの確認をフォワーダーが行うからです。
また、お客様の方でも今回輸出するにあたり、どの程度予算がかかるのか確認するために梱包後のサイズと重量を概算で提示する必要がありました。
設備機械が山形の梱包工場へ入荷されたので、再度寸法に間違いが無いか、採寸を行い、製函作業を行います。密閉木箱梱包とは木材にベニヤ板を貼り合わせた木箱のことで、設備機械の最終的な寸法に合わせて製作します。
製函が完了した段階で、腰下と呼ばれるスキッドに設備機械を載せ、バリヤ梱包を施します。腰下に載せてバリヤ梱包しただけだと設備機械が動いてしまうので、木材で固定していきます。最後にベニヤを貼り合わせたパネル面を土台に取り付けていき、密閉木箱梱包の完成です。
完成した木箱の最終寸法と重量を計測し、お客様へ情報を提供したところで出荷を待ちます。無事に出荷承認が取れ、トラックに積込、指定倉庫まで輸送し、今回の梱包作業は無事に完了。熟練されたスタッフにより、貨物を無事に海外へ出荷することができました。
まとめ
- 人通りや交通車両が多い場合、道路許可申請を行い、作業を実施
- 緻密な打ち合わせと段取り、現地調査を実施することで安全性を担保
- 熟練されたスタッフによる、クレーン操作及び誘導